みなさん、サッカーの試合のビデオを撮影した後にハイライト動画を作成していますか?
サッカーの試合は学年が上がるにつれて長くなり、また大会の大きさによって試合数も多くなるので、全部見きるのはなかなか大変ですよね。小学6年生になると20分ハーフで1試合40分、それが3試合あると120分にもなります。じっくり振り返りたいというのなら良いですが、慣れてくると見どころの部分だけ手早く見たいこともあると思います。
ここではそんな時に便利なハイライト動画の目的と作り方について解説します。興味のある方はぜひ参考にしてください!
ハイライト動画を作る目的
試合の記録動画をすべて見るのは大変ですが、特徴的なシーンだけをピックアップしたハイライト動画なら手軽に楽しめます。また、選手や親御さんが振り返りや記念として楽しむ際にも役立ちます。
- 手軽に振り返り: 忙しい日々でも、試合の重要な場面を短時間で振り返ることができます。特にゴールシーンや試合のハイライトは、忙しい中でも楽しめるメリットがあります。一方で、短時間に絞るためにすべてのプレーを網羅できないデメリットもあります。
- 記念としての価値: イベントや試合の思い出を鮮やかに残せます。選手の努力や感動の瞬間を共有することで、家族やチームメイトとの絆を深める効果があります。ただし、記念としての動画は編集に時間がかかる場合があります。
サッカー試合の撮影素材を準備する
ハイライト動画の素材として、試合をフルで撮影した動画や写真が基本です。さらに、試合前後や合間の選手たちの様子、コーチの指導、親御さんの応援など、雰囲気を伝えるシーンがあると動画がより魅力的になります。
- 試合をフル撮影した動画:
ハイライトの基盤となる素材です。全体を記録しておくことで、後から編集時に必要なシーンを選び出すことができます。ただし、長時間のデータ管理が課題になる場合もあります。 - 写真:
動画にアクセントを加える要素として活用できます。例えば、ゴールシーンや笑顔の写真を挿入することで、動画全体がより印象的になります。一方、写真の選定にはセンスが求められます。 - 雰囲気を伝えるシーン:
- 試合前の集合や練習風景: チームの結束力や真剣な雰囲気を伝えます。
- 休憩中や親御さんの応援: 試合のリアルな側面を視聴者に共有できます。
- 試合後の感動的な瞬間: 達成感や喜びが伝わるシーンとして効果的です。
サッカーハイライト動画の編集に使えるツール
スマホで撮影した素材が中心なら、スマホアプリでの編集が便利です。一方、カメラで撮影した高画質な素材が多い場合は、パソコンの編集ソフトを使うのが適しています。それぞれのツールの選び方についても考えてみましょう。
- スマホアプリ: 手軽さが魅力です。例: iMovie, VITA, CapCut。これらは直感的な操作が可能で初心者にも適していますが、高度な編集機能には限りがあります。
- パソコン編集ソフト: 高画質な動画編集に適しています。例: Wondershare Filmora, Adobe Premiere Pro, Corel VideoStudio Pro。プロレベルの編集が可能ですが、使いこなすには学習が必要です。
- タブレット: タブレット向けのアプリも検討可能です。大画面で操作しやすい反面、スマホアプリに比べて若干のコストがかかることがあります。
サッカー動画のコンセプトを決める
動画を作成する前に、誰に見せるのか、どんな内容が望まれるのかを考えましょう。試合の特徴的なシーンを中心にするのか、イベント全体をストーリー仕立てでまとめるのか、目的によって構成が変わります。
- 視聴者の目的:
- 試合の分析(選手・コーチ向け): 戦術やプレーの反省点を確認できます。
- 記念映像(親御さん・選手向け): 試合の感動や努力の瞬間を共有できます。
- 主な構成案:
- 特徴的なシーン(ゴール、ディフェンス、パスワーク): ダイナミックで見応えのあるシーンを選ぶことが重要です。
- 試合前後の雰囲気(円陣や笑顔の瞬間): チームの魅力や温かみを伝えます。
サッカー動画に適したBGMの選び方
雰囲気に合ったBGMを使うと、動画の印象が大きく変わります。特に子どもたちの動画では明るく元気な音楽が好まれます。フリーの音楽素材や編集ソフトに付属する楽曲をうまく活用しましょう。
- 選び方のポイント:
- 年齢やテーマに合った楽曲: 子どもの試合には軽快な曲、大人の試合には落ち着いた曲が合います。
- イベントの雰囲気に応じた楽曲:U-12などの公式戦では緊張感ある曲、親子サッカーなどのイベントでは楽しい曲など選ぶとよいでしょう。
- BGM入手先:
- フリー素材サイト(例: DOVA-SYNDROME, MusMus): 無料で使える高品質な音源が多数あります。
- 編集ソフトの内蔵BGM: 初心者にも使いやすい楽曲が揃っていますが、他動画と被る可能性があります。
サッカーハイライト動画におけるテロップの工夫
テロップを使うことで動画が分かりやすくなり、視聴者の興味を引きやすくなります。ただし、使いすぎると逆効果になる場合もあるので、目的に応じて適度に配置するのがポイントです。以下に使用例をあげます。
- タイトルテロップ:
イベントの名称、場所、日付など基本的情報の伝達をします。 - 場面ごとの説明:
試合であればチーム名や試合の説明(「決勝戦」など)、そのほかシーンの切り替わりで何のシーンか示すと内容のわかりやすい動画となります。 - ちょっとしたコメント:
試合でゴールを決めた後やナイスセーブをした時に「ナイスシュート!」など視聴者と同調しそうなコメントのテロップを出すと、共感を生み見ている人を楽しませる効果が狙えます。ただし押し付けがましいとも捉えられかねません。見知った人や低学年の子などに見せる動画で使い、多用は避けましょう。あくまで主役は子どもたちです。
サッカー動画の長さと共有方法
ハイライト動画の長さは、視聴者の集中力や共有するプラットフォームの制限を考慮して決めましょう。短くても内容が凝縮されていれば満足度は高くなります。また、LINEノートなどフィードバックが得られる方法で共有するのも一案です。
- 適切な長さ: 2〜5分程度。短いほど視聴者が最後まで見る可能性が高まります。
- 共有方法の例:
- LINEノート: 手軽に共有できますが、制限(5分間、200MBまで)があります。フィードバックもノート内に集約できるので、トーク内がスッキリし、直前にアップした動画をたどりやすいです。ノート内に他の写真も載せるとイベントの映像集としてまとめられます。
- YouTube(非公開リンクで共有可能): 高品質な動画を手軽に配信可能です。いいね!でフィードバックを付けられます。
サッカー動画作成後のフィードバックの重要性
動画を共有した後の反応を見ることで、次回の編集に生かせるポイントが見つかります。視聴者がどの部分に興味を持ったのかを分析し、より良い動画作りに役立てましょう。
- フィードバックの活用法:
- 親御さんや選手からの感想を聞く: 具体的な意見をもらうことで改善点が明確になります。
- 再生回数や視聴時間を確認: 動画のどの部分が視聴者にとって興味深いかを測れます。
- 次回作の改善ポイントを明確にする: フィードバックを基に、新たな工夫を取り入れられます。
LINEのノートだと簡単に顔文字でフィードバックも付けられます。投稿を続けていると、その数やフィードバックの早さを見るだけでもなんとなく反応を推測できます。ぜひ取り入れてみてください。
まとめ
サッカー試合のハイライト動画作成は、試合の記録や感動を手軽に振り返るための重要な手法です。適切な素材の準備、編集ツールの選定、視聴者を意識した構成が成功のカギとなります。また、BGMやテロップの工夫で動画の完成度を高めることができます。共有後のフィードバックを活用して、次回の動画作りに活かしましょう。
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