カメラが落下!保険で修理できた実録体験記

機材紹介

高価なカメラやレンズをもし落下させてしまったら・・・そんな不安のために保険に入ることを考えたことはありませんか?この記事では保険の種類や、私の体験をもとにした実際の保険適用についてお話します。

突然のカメラ落下事故

撮影中にまさかのカメラ落下!心臓が止まるかと思いました。愛用のカメラが目の前で滑り落ち、鈍い音を立てて地面に激突。慌てて確かめてみると、レンズが破損しているのが目に入りました。

このときのレンズは、望遠レンズTAMRON 50-400mm(こちらの記事で紹介)でした。よく見ると、前面に取り付けていた透明の保護フィルターがバラバラに。しかし、それとステップアップリングを付けていたおかげか、幸いレンズに傷は見られませんでした。ただ、周辺の鏡筒部分はヒビが入っており、落下の激しさを物語っていました。うう、痛々しい・・・。

なぜカメラが落下してしまったか。原因と対策

カメラは三脚に設置している状態で三脚ごと運ぼうとした時に落下しました。固定しているのになぜ?という疑問がありました。しかし、実際には固定しておらず上に乗せていただけとわかりました。これでは確かに落ちてしまいます。

この上に乗せるだけで、アタッチメントにはめ込んでいなかったと思う。一つ一つの動作を着実にやっておくことが大事

サッカーのイベントは時として目まぐるしく変わります。それにあわせて準備をするのですが、確認が不十分だとこうなってしまうのですよね・・・。そのため、カメラごと持って三脚を移動することもありますが、このときはそうしませんでした。

落下によるカメラの破損状況の確認と、保険による修理の決意

「どうしよう…」焦る気持ちを抑えながら、まずはカメラの動作と傷による影響を確認。電源は入り、フォーカスや撮影は可能。しかし、鏡筒の先端の割れのせいで、レンズキャップははまりません。また、鏡筒にヒビが入っていますが、ズーム操作はできました。

なんとか使えそうにも見えましたが、このままでは不安が残るります。そして何より精神衛生上良くない…。これはプロに修理してもらうしかない、と決意しました。

壊れたレンズで撮影強行を決意!

とはいえ試合は始まっており、なんとか撮影はしたいと思いました。代替の望遠レンズはないため、なんとか使えないか三脚にセットししばらく使ってみることに。普段通りに使っても、ズーム操作やフォーカス動作、撮影には耐えられそうでした。

ただ、ちゃんとした写真になるかはわかりません。またレンズの状態がさらに悪くなる可能性もあります。

しかしそこはカメラマン(もどき)根性で、撮影するという選択をとりました。不安をかかえながらも数百枚のショットをし、その日を終えました。

カメラ落下時の頼みの綱は「楽天超かんたん保険 持ち物サポートプラン」

こんなもしもカメラを落下して壊した時のためにと、以前から楽天超かんたん保険の「持ち物サポートプラン」に加入していました。この保険は、外出中に偶然の事故で携行品が破損、盗難、火災などにあったときに、その損害を補償してくれる、いわゆる携行品損害保険という部類に入ります。日常生活での不注意による破損も補償してくれるので、まさに今回のようなケースにぴったりでした。正直、保険を使うのは初めてで少し不安もありましたが、これが頼みの綱です。

私が入っていたのは以下のプランです。

  • 楽天超かんたん保険 持ち物サポートプラン(充実コース)
  • 保険料:月額250円(年払2,730円)
  • 携行品損害保険金額:30万円(一つの品物につき)
  • 携行品損害の免責金額(自己負担金):1回の事故につき3,000円

カメラやレンズなどの持ち物が保険対象の「携行品」に当たります。スマホやノートパソコンなどは対象外なので、契約の際は何が保険の対象に含まれているのかをきちんと確認しておくことが重要です。


保険以外の選択肢と「楽天」を選んだ理由

カメラやレンズを落下などで破損したときのことを考えて、いくつかの保険サポートプランを検討しました。ソニーストアでは落下による故障のサポートプログラムが用意されています。しかし、使用していたタムロンのレンズにはそのようなメーカー独自のサポートプログラムはありませんでした。また、マップカメラなどのカメラ専門店でも修理費補償のプログラムが提供されています。

これらのプログラムも選択肢にはなります。しかし、楽天の保険はメーカーやショップに縛られません。さらに、カメラを始め幅広い携行品の落下にも対応してくれる保険ため、より利用しやすいと感じました。

修理依頼から保険申請まで:スムーズな初期対応

まずはレンズメーカーのサポートセンターに連絡し、破損状況を説明して修理の見積もりを依頼しました。同時に、保険会社にもWEBから申請。すると数日後には保険会社から電話があり、事故状況について詳しく聞かれました。その後、指示された通りにWEBで必要な書類を提出しました。ここまでは比較的スムーズに進みました。ちなみに提出したものは以下。

  • 製品の購入証明書(納品書など)
  • 製品の保証書
  • 修理の見積書
  • 製品の写真を数枚(製品名、型番、シリアル番号がわかると良いかも)

保険金が補償されるのはどんな場合?

携行品損害保険で対応してもらえるのは、基本的に外出中に偶然の事故で壊してしまったり、盗まれてしまったものです。カメラ機器で多い落下事故や、盗難の被害に備えることができるので、日常的にカメラを使う人には特におすすめの保険と言えます。

一方で、故意による破損や、カメラやレンズのカビのような時間の経過による劣化は保険の対象外となるので注意が必要です。あくまで「事故」による損害が補償の対象となります。

補償される金額の決まり方

もらえる保険金は、「修理料金」と製品の「時価」を比べて、そのうち低いほうから免責金額3,000円を引いた金額になります。例えば、修理料金が5万円でも、カメラの時価が3万円であれば、3万円から免責金額3,000円を引いた2万7千円が保険金として支払われる、という形です。また、私が加入していたプランの保険金の上限は30万円でした。そのため、修理料金や時価が30万円を超えた場合は全額をカバーできない可能性もあります。

修理の見積もりは、44,500円でした。レンズ所有の会員登録をしておくと修理費が安くなります。直前でも大丈夫なので、見積もり前に登録しておきましょう。3本持っていたのですが、2本売却してしまったので、1本登録の割引でした。登録してから売ればよかった・・・。割引後の見積もりは、42,831円になりました。

保険からの連絡、そして安堵:長年の継続が報われた瞬間

その後、保険のサポート窓口から電話があったものの、仕事中で出られず、数日が経過して少し不安が募っていました。ひょっとしたら補償されない可能性もあるのでは、と一抹の不安があったからです。しかし先日、ついにサポートから連絡があり、保険金が後日振り込まれるとの嬉しい知らせを受けました!これでようやくホッと一安心です。

金額については、経年による査定額か見積額のどちらか低い方を基準に、所定の手数料3,000円を差し引いた額になるとのことでした。見積額は42,831円なので、ここから3,000円引かれて39,831円でした。ちなみに、1〜2週間ほどで登録した口座に振り込まれるとのことでした。よかった!これで無事に修理できるのであれば、本当にありがたいです。


レンズ修理完了と保険の価値

レンズの方は思ったより早く修理されて手元に戻ってきました。壊れたまま使うことも考えましたが、動作に不安は残るし、ヒビが入った状態では精神的に気になってしまうので、やはり直してよかったと心から思います。

数年間、月々わずかな保険料を払い続けている中で、「このまま続けるべきか?」と迷った時期も正直ありました。しかし、今回の件で、続けておいて本当によかったと実感しています。他の保険会社で保険金が下りた経験が長らくなかっただけに、今回初めて「保険に入っていてよかった!」と心から思えました。まさに、もしもの時のための「安心」を買っていたのだと、改めて保険の価値を痛感しました。

今回の体験を通して、カメラのような高価な趣味の機材には落下などの故障の備えとして、携行品損害の保険が非常に役立つと強く感じました。まだ加入されていない方や、ご自身の保険内容を把握されていない方は、ぜひ一度検討してみることをお勧めします。


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