サッカーの試合や練習で子どもをスマホなどで撮影するとき、逆光で顔が真っ暗になってしまうこと、ありませんか？
特に写真では、空が白飛びしたり、選手の顔や表情が暗く見えにくくしまうことが多いです。
そのため今回は、スマホでも簡単にできる逆光対策をまとめました。
この記事を読むことで、「逆光でも子どもがはっきり写る写真」を残せるようになります。
1. 逆光でサッカー写真が暗くなる典型パターン
- 顔が黒く潰れてしまう
- ユニフォームやラインの色が飛んでしまう
- 白い空が真っ白になりコントラストが強く見える
- 記念写真では誰だかわからない状態になりやすい
※動画では被写体が動くため、逆光の影響は写真ほど顕著ではありません。
画像例:
2. どうしても逆光になる場面とは
- ゴールやフィールドを背景にした記念写真
- 試合会場のレイアウト的に逆光側にしか立てない場合
- 表彰式や集合写真で太陽の位置が固定されている場合
こうしたシーンでは、立ち位置を変えられないことも多いため、別の対策が必要です。
3. 【撮影前】写真で使える逆光対策
3-1. 顔に露出を合わせる
- 被写体の顔をタップして露出補正
- さらに上げたいなら、手動で画面上のスライダーを動かし＋0.3～＋1.0くらい調整
- なお、iPhoneならハイライトを下げ、シャドウを上げる編集も効果的
【露出補正方法】
【露出補正イメージ】
3-2. 順光になる位置を探す
- 少し横や後ろに移動するだけで光の当たり方が変わる
- また、午前・午後で太陽の位置が違うので、タイミングも意識
図解:子ども位置（逆光） → 移動 → 順光
3-3. 影を活用する
- 木や建物の影に入れて撮る
- 背景が明るくても人物が綺麗に写る
逆光で人物が暗く見える場合は、人物を日陰に入れて、光を弱めると綺麗に写ります。実はプロの撮影でもよく使われるテクニックで、「背景が白飛び気味でも、人物は良い明るさで写る」というバランスを作るために行います。
画像例:
画面下に伸びる木の影から逆光とわかります。しかし、人物も木陰に入っているので、明暗差を受けません。
3-4. 斜め逆光に逃がす
- 完全逆光ではなく、10～20°横にずらすだけで立体感が出る
- SNS映えする写真が撮りやすくなる
画像例：
画面左下に選手の影が斜め手前に伸びています。これによって、選手の横顔に光が強くあたり、印象的に映ります。
3-5. レンズを清潔にする
- 指紋や汚れがあると逆光でフレアや白にじみが出やすい
- 撮影前にレンズをサッと拭くと仕上がりが大きく違う
4. 【撮影前】記念写真や集合写真での逆光対策
A. 背景優先の場合
- ゴールや景色を入れたい場合は顔を少し明るめに補正
- 後から編集で背景を少し戻す
B. 人物優先の場合
- 顔の明るさを優先して撮る
- 背景が少し白飛びしてもOK
C. どうしても無理な場合
- 影の中で撮影する
- 最も簡単で確実に顔が潰れない方法
5. 【撮影後】スマホだけで逆光を簡単に補正する方法
「もう逆光で撮ってしまった…どうしよう」
そんなときも安心。スマホの標準アプリだけでかなり復活します。
5-1. iPhoneで逆光補正する方法（写真アプリ）
- 写真を開く
- 画面下の「≡」マーク（編集）をタップ
- 下のアイコンをスライドして選択してから
- 露出：少し上げる（＋10〜20）
- シャドウ：大きめに上げる（＋30〜60）
- ハイライト：少し下げる（−10〜20）
- 仕上げに「コントラスト」を少し下げると自然に
ポイント
- iPhoneは「シャドウ」を上げると顔が一気に復活
- 空の白飛びを戻したい場合は「ハイライト」を下げる
なお、iPhone標準の写真アプリでの編集方法はこちらにあります。
5-2. Android（標準フォトアプリ）での逆光補正
機種により名称は違いますが、基本操作は同じです。
- 編集 → 調整（またはライト）
- 以下を順番に調整
- 明るさ（もしくは露出）を少し上げる
- シャドウを大きく上げる
- ハイライトを軽く下げる
- コントラストを少し下げて自然に
PixelやGalaxyは逆光補正が得意なので、編集効果が大きいです。
なお、Android標準の写真編集方法はこちらに詳しく載っています。
5-3. スマホ機種別のポイント（軽く参考）
- iPhone：HDRが優秀、逆光補正しやすい
- Pixel：AI補正で逆光耐性が強い
- Galaxy：ハイライト耐性が高く、空が白飛びしにくい
比較イメージ:
6. まとめ：逆光で写真を綺麗に撮るコツ
- 写真は逆光の影響が顕著なので特に注意
- 露出補正・位置調整・影を活用する
- 完全逆光でも顔優先か背景優先かを意識して撮影
- レンズを清潔にするだけで劇的に改善
スマホでも少しの工夫で、逆光でもサッカー写真がぐっと見栄えよくなります。
次の試合や練習でぜひ試してみてください。
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参考記事
このブログでは、その他に撮影ノウハウや映像制作ノウハウの記事をいろいろ書いていますので、よろしければ御覧ください。
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