JFA第49回全日本U-12サッカー選手権大会開幕!2025-9-21

撮影記録

今年の全日本U-12サッカー選手権大会

いよいよ、今年も全日本少年U-12サッカー大会・東京15ブロック予選が始まりました!
この予選には41チームが参加し、上位4チームだけが東京大会への切符を手にします。ブロックだけでもすでに大きなトーナメントであり、毎年、熱い戦いが繰り広げられています🔥

JFAの全日本U-12サッカー公式ページはこちらです。15ブロックの最新情報はこちら

私が撮影しているチームは、今年は第1シードからのスタートです。昨年は第2シードからの初戦で、名前も知らなかった相手に惨敗。勝ち上がって来ているので、強いチームであることは予想していました。しかし、あっけなく大会を去ることになった経験は、選手たちにはとてもタフなものでしたでしょう。なお、前回の撮影記録はこちら

今年の初戦の相手は、過去に対戦経験のあるチーム。強豪クラブではあるものの、Bチームということもあり、可能性は十分にあるかもしれません。とはいえ、初戦から気を抜けない戦いになるのは間違いありません。

子どもたちがどんな表情で、どんなプレーを見せてくれるのか。勝敗を超えた瞬間を、カメラを通してしっかりと記録していきたいと思います。

静かな会場とそこに湧き上がる選手たちの声

会場は隣町の瑞穂町営サッカーグラウンド。大きな大会ではよく使われる場所で、春には桜が咲き誇る美しい景色が広がります。この日は青々とした葉が風に揺れ、周囲を囲む茶畑が静かな雰囲気をつくっていました。

そんな環境の中で迎えた試合ですが、少年たちの表情にはいつもの元気さとともに、どこか緊張の色も見え隠れしていました。相手が強豪クラブの4・5年生混成チームと知ってか、少しナーバスになっていたのかもしれません。「負けたくない」という思いが強かったのでしょう、試合前の輪の中からは和やかな空気はあまり感じられませんでした。

善戦するもその試合の結果は・・・

立ち上がりから主導権を握ったのは、こちらのチームでした。キャプテンの力強いミドルシュートが何度もゴールをかすめ、会場がどよめきます。前半だけで10本近いシュートを放ち、むしろ押し気味に試合を進めていました。しかしゴールネットは揺れません。相手は引き分け狙いかと思えるほど守備を固め、最後の砦であるゴールキーパーが鋭い反応でことごとくシュートを止めていきました。

スコアレスで折り返した後半、流れは少しずつ相手へ。わずかなチャンスをうまく突かれ、サイドから切り込んできた相手選手を止めきれずにファウル。PKを献上することになってしまいます。こちらのキーパーも果敢に飛びましたが、ボールは右上隅へと吸い込まれ、完璧な一撃でした。

失点後は巻き返そうと攻め込みますが、相手の守備は崩れません。攻撃が単発になり、逆に終盤にはカウンターからダメ押しの追加点を奪われてしまいました。タイムアップの笛が鳴ったとき、スコアは0−2。力を出し切りながらも、あと一歩届かない試合となりました。

撮影者目線の「見どころ」

今回、印象に残ったのは前半の粘り強い攻防。ゴール前で必死に守る姿や、シュートを狙う瞬間の真剣な表情は、カメラを通して強く伝わってきました。

試合後にはクラブの垂れ幕を背景にチームで集合写真を撮影しましたが、どうしても沈んだ表情になってしまいました。逆光だったこともあり、写真としては悔いが残るものに…。改めて「記録のタイミングの大切さ」を痛感しました。試合前の緊張と期待に満ちた顔を残すのも一つの工夫だったかもしれません。

試合後に撮影した集合写真。撮影後に画質調整して明るさは補正するも、暗い表情はどうにも・・

少年サッカーの魅力と記録の意義

勝てなかった悔しさも含めて、それが今の子どもたちの姿です。笑顔だけでなく、沈んだ表情もまた、成長の証。数年後に振り返れば、この日の記録は必ず意味を持つでしょう。
少年サッカーの魅力は、勝敗以上に「挑戦の姿」「仲間と共に戦った時間」にあると感じます。だからこそ、映像や写真で残すことには大きな価値があります。

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