富士山カップ2025の少年サッカー大会に参加し、合宿のような二日間を撮影しました。富士山の麓で繰り広げられる熱戦や選手たちの表情、撮影のポイントや使用機材も紹介します。暑さの中で輝く夏の一瞬を記録した撮影記です。
昨年に引き続き、私としては2回目の富士山カップのサッカー撮影です。今年も旅行気分で楽しんできました!

初日:記録の残る会場で
初日の会場は、大きな陸上競技場。
実はここで先週、短距離ランナーの桐生祥秀選手が100mを9秒99で走ったという、まさに記録の舞台。そんな場所で試合ができる子どもたちは、本当に幸せです。


この日は予選3試合。
広い会場で、しかもピッチに近寄れないため、撮影はかなり遠くから。そのため、400mm望遠をAPS-Cモードに切り替えて約600mm相当で挑みました。それでも選手たちの表情を追うのは一苦労。


APSCモードで約600mm。なんとか捉えられました
日差しも強く、三脚に傘を取り付けて日陰を作りながら撮影。傘がないと暑くて耐えられないほどでした。
一方で、試合結果は1試合目が惜しくも敗戦、2試合目が引き分け、3試合目は強豪に大差で負けてしまい、リーグ4位で初日を終えました。



2日目:撮影に最適な小学校グラウンド
翌日はトーナメント戦。
山梨県富士吉田市の小学校が会場でしたが、これがまた広い!西多摩の学校とは比べものにならない広さで、2面同時進行が可能。観客席まで備わっていて、小学校とは思えない環境です。


撮影は少し高い観客席から。
こうすると背景に地面が入りやすく、選手が引き立ちます。ただし距離によってアングルが変わるため、高さの微調整がポイント。このため、試合ごとにポジションを変えながら撮りました。これによって今更ながら気づいたことがありました。地表で構えて撮影すると、背景に地面はほぼ入りません。しかし、高め(この時は1メートルほど)で撮影すると、被写体までの距離で背景がかなり変わります。
このことから、背景をスッキリさせたい時は少し高めで撮影が良いかもです。ただ、ボケ具合が均一でなかったり、撮影のアングル調整の手間がかかったりします。

膝くらいまで地面が背景になる

腰くらいまで地面が背景に

ほぼ全身



どれも背景の画角はあまり変わらず
結果は2試合とも勝利!
編集が楽しみになる映像がたくさん撮れました。


少年サッカーの魅力と撮影者の喜び
今回、3日目は天候の悪化と編集量を考えて参加を見送りました。
それでも、2日間で多くのプレーと表情を記録できて満足。また、試合後に「3日目も来てほしい」と声をかけてくれる子もいて、嬉しい気持ちになりました。6年生になるとしっかり挨拶してくれる子が多く、それもまた成長の証ですね。
少年サッカーは、勝ち負け以上に子どもたちの全力プレーと成長が魅力です。カメラ越しにその瞬間を捉えるたび、また次も撮りたいと思わされます。

使用機材と撮影ポイント
- フルサイズミラーレスカメラ α7IV + Tamron 50-400mm
→ 鉄板の組み合わせ。APS-Cモードで約600mm相当まで対応。 - APSCミラーレスカメラ α6400 + SEL2470GM2
→ 2台持ちでレンズ交換なし。持ち運びはやや大変。 - アクションカム Insta360 GO 3S
→ 広い会場では使いどころが難しい。歪曲もあるので、全く別の被写体とか割り切った使い方が良い - スマートフォンジンバル Insta360 Flow Pro + iPhone 13
→ 手ブレ補正は最強だが、被写体に近づく必要あり。なお、画作りがミラーレスと異なり、素材として一緒に使う時は注意が必要。画質的にはミラーレスに劣る
【撮影ポイント】
- 広い会場では超望遠レンズが必須
- 観客席など高さのある位置から撮影すると背景が整理できる
- 編集負担を減らすため機材は最小限に
- 炎天下は傘や日除け対策を忘れずに
それぞれの機材のレビューは以下の記事にあります。よろしければ御覧ください!


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今年の富士山カップも、暑さと熱戦の二日間でした。
次は8月の終わりから始まる各学年の市内試合で、また子どもたちの一瞬をレンズに収めたいと思います。
なお、富士山カップの公式ページはこちらです。毎年各クラブチームの参加を募っているようです。参考まで。
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