【少年サッカー映像制作】楽しめる映像・動画を計画的に作る

少年サッカー撮影

少年サッカーの撮影をして他の人に共有する、または自分であとで見る場合にも、手軽に楽しめる映像・動画にしたいと思ったことはありませんか。もちろん試合の様子を全部捉えた記録映像をじっくり楽しみたいというニーズはあり、それはそれで楽しめますし、あって良い(人によっては必須)だと思います。

しかし試合時間は数十分間に及びますので何試合もあるとなると、なかなか全部を観るには時間がかかります。昨今の若者のタイパ重視主義によらず、忙しい人やさっと観れるなら見ていたいという人も少なからずいると思います。また試合を見たあとにも別の角度から捉えた映像はそれなりに楽しめる可能性があります。

私は通常の試合全体の映像記録の他に、楽しめる映像を作ってみたいと思い、ある時から作成するようになりました。最初は写真をスライドにエフェクトを入れてあるだけの映像でしたが、クラブの子どもたちや親御さんからとても喜んでもらえました。ここにニーズがあると思い、息子が卒団した後もずっと続けています。

そんな私の経験と映像制作で心がけているポイントを紹介します。卒団式では作られている方は多いと思いますが、普段からでも作ることは可能ですので、作ってみたいという方の参考になれば幸いです。

映像の目的を決める

楽しめる映像を作って共有すること。それが目的ですが、もう少し細かく考えると、より自身や共有したい人に適した映像になります。「楽しめる」ポイントは人によって結構異なりますので、漠然としたままだと自分が楽しめるだけという映像になってしまいがちですので、共有したい人に寄り添って少し深掘りが必要です。

例えば、選手の活躍が見たいというニーズであれば、それが最も盛り上がる撮影や編集とします。または選手たちの楽しんでいる様子が見たいというニーズであれば、選手たちの表情にフォーカスします。

深堀りすると思わぬ気付きが見つけることがありますので、おすすめします。また迷った時は目的に立ち返ると本来作りたかったものを見失わずに済みます。

映像のコンセプトを決める

次に映像のコンセプト(概要)を決めますが、ここでいうコンセプトとは映像のテーマを指します。目的は変わらないとしても、何度か映像を作っていくと少し変わったものやコンテンツ(素材)にあわせたものにしたいことがあります。

具体的には、サッカー大会の試合であれば緊張した感じ、優勝した試合であれば喜びを演出、悔しい結果であれば次に繋がるような勇気を与えてくれる演出にすると良いと思います。あるいは親子が楽しめるイベントであれば、楽しい雰囲気や一体感を味わえる演出とすると良いでしょう。

あくまで私が考えた具体例ですが、このコンセプトは目的の次に重要なポイントですのでぜひ考えてみてください。

取り入れるポイントを考えて、撮影のシナリオ・計画を練る

コンセプトが決まったら次は具体的に何を取り入れて、どのように映像を組み立てるか考えます。それに合わせて何をどう撮影するか自分なりのシナリオを立てて実現できそうな計画に落とし込みます。

言葉にすると少し難しそうに聞こえますが、そこまで順番に考えていけば自ずとできると思います。具体的に何を取り入れるか、については、撮影する被写体やイベントの概要からここは興味深いなという点を探します。

例えば、試合前の練習から最後までひととおりの様子を撮ってダイジェストにしたいのであれば、それぞれの活動部分のとくちょうてきなところを捉えられるようにします。イベントでみんなが楽しんでいる様子をくまなく捉えるのであれば、子どもたちが好きそうな場面に必ず立ち寄ったり、可能であれば自分から仕向けてみます。

ただ実際にはイベントの流れやハプニングに期待してとらえるケースが多いと思いますので、なにか起きたら逃さないくらいの心構えでも問題ありません。少年サッカーのイベントではカメラマンは基本的に部外者であり、コントロールする立場にはないからです。

撮影シナリオに沿って編集する

うまくシナリオに沿って撮影ができたら、あとは編集していくだけです。基本的には作業をこなすだけなので、そこまで大変ではないことになります。

しかし前述した通り、流れに任せて撮影するケースも多いですので、その場合は編集でなんとかすることになります。突発的なハプニングであってもそれを捉えていればまだ組み立てやすいと思います。逆に何も無いと非常に難しくなるので、場合によってはテーマを変更したほうが良いかもしれません。

撮影素材に応じて、計画外の要素を入れてアレンジする

シナリオ通りであってもそうでなくても、面白い撮影素材を捉えていたら、ぜひ活用することを考えていみましょう。得てして考えたシナリオよりも突発的なハプニングの方が面白いものです。

ただ全体の映像のストーリーに違和感が生じたり、組み込みがどうしても難しいようであれば取り入れることを見合わせたほうが良いです。単発では面白くてもストーリーがおかしくなると、観ていてしっくりこなくなり、その単発のところしか印象に残らなくなります。

逆にストーリーにうまく組み込めれば良いエッセンスになり、映像が一段と興味深いものになります。いろいろ試行錯誤して試してみる価値はあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。映像制作はやればやるほど奥が深いですので、今回紹介した方法を試していただき良いものができたら嬉しいです。しかしやりすぎるとキリがないくらい時間がかかりますので、ほどほどにするのも大事です。疲弊して次を作るのが億劫になったり、さらに上を目指さないといけない使命感にかられるかもです。

一発勝負で次がないのであればとことんこだわってみるのも良いです。そうでない場合は少しずつ頑張っていくほうが永く続けられると思います。

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