写真と動画を両方撮る方法【パート3】:サッカー撮影ノウハウ

撮影ノウハウ

少年サッカー撮影では、「写真か動画か?」の選択に悩むことが多いと思います。私も何度か試行錯誤を繰り返し、ようやくたどり着いた撮影スタイルがあります。今回のパート3では、私が最終的に選んだ「三脚を使って両方を効果的に撮影する方法」について詳しくご紹介します。

この方法は、動きの速いプレーをしっかり追いながら、ベストな瞬間を逃さずに収めることができるため、非常に満足度が高いと感じています。これから少年サッカー撮影に挑戦する方々にとって参考になれば幸いです。

  1. 写真撮影機材のアップデートの重要性
    1. 一台で完結を期待したDSC-RX10M3
    2. 4K動画撮影中の静止画制限
    3. サブ機材としてのCASIOデジカメの利用
    4. 新しい機材の検討と必要条件
  2. 少年サッカー撮影に適した写真機材:SONY α6300の選定と導入
    1. APSCサイズセンサーで高画質に!SONY α6300のメリット
    2. 少年サッカー撮影に最適なコスパレンズ:SONY SEL55210の選択理由
    3. 予想外の解像感の違い:DSC-RX10M3との比較
    4. 次なるカメラ選びへ:ミラーレス一眼からのステップアップ
  3. 高画質コンデジの選定:SONY DSC-RX100M7の導入と試行錯誤
    1. SONY DSC-RX100M7でのインターバル撮影:暗所でのピンボケ問題
    2. レンズスペックの重要性:望遠側での明るさと画質の差
    3. 少年サッカー撮影には明るい望遠が重要
  4. 高解像度カメラ機材選び:SONY α6400で高画質を目指す
    1. ミラーレス再挑戦:SONY α6400の性能への期待
    2. 解像感の壁:SEL55210の限界と課題
    3. フルサイズ対応の「SONY SEL70300G」レンズで画質が劇的に向上
    4. SONY α6400とSEL70300Gの組み合わせが撮影を格上げ
  5. 定期的な写真撮影でα6400を活用する方法:リモコンでピントを安定させる工夫
    1. 定期撮影に外付けリモコンを使用するメリット
    2. 少年サッカーの動きに対応できる撮影システムの構築
  6. まとめ:少年サッカー撮影を通して得た経験と機材の工夫
    1. 長期撮影の成果と機材に対する満足感
    2. 準備と片付けの負担と今後の考え

写真撮影機材のアップデートの重要性

少年サッカーの撮影では、瞬間を切り取るために写真撮影機材のクオリティが重要です。特に、動画撮影と静止画撮影の両方を同じ機材でこなすには限界があり、用途に合わせた最適な機材の選定が必要です。ここでは、私の試行錯誤を通じた機材の選定とアップデートについて詳しく解説します。

一台で完結を期待したDSC-RX10M3

当初、SONY DSC-RX10M3は「これ一台で写真と動画撮影を完結できる!」と期待していました。このカメラは、動画撮影中にも静止画が撮れる点が魅力で、少年サッカーのような速い動きにも対応できると考えていました。

4K動画撮影中の静止画制限

しかし、実際に使ってみると、4K動画撮影中には静止画が撮れないという制限がありました。代わりにフルHDで撮影すれば静止画も撮れるのですが、それでは4Kの高画質を活かす意味がなくなってしまいます。このため、DSC-RX10M3を使いつつも、静止画撮影の課題をどう解決するかを再検討する必要がありました。

サブ機材としてのCASIOデジカメの利用

一時期、CASIOのデジタルカメラで静止画を撮影していましたが、やはりDSC-RX10M3の写真の質とは大きな差がありました。特に試合の瞬間を切り取る際、画質の差が明らかになり、満足のいく仕上がりにはならなかったのです。試合外での静止画はDSC-RX10M3を使いましたが、より高画質な写真撮影を目指して別のデジカメを探すことにしました。

新しい機材の検討と必要条件

この経験を経て、「動画中の静止画も高画質で撮れる機材」を求めて新しいカメラを探し始めました。アップデートの際には、4K撮影を維持しつつ、静止画撮影も高品質にこなせる機材選びが重要です。

少年サッカー撮影に適した写真機材:SONY α6300の選定と導入

少年サッカーの試合を撮影するために、初めて導入した機材がSONYのミラーレス一眼「α6300」です。以前使用していたCASIO EX-100からのステップアップとして、このカメラの高画質撮影に期待を寄せました。大きなイメージセンサーにより、ボケ感や暗所撮影性能の向上が見込まれます。

APSCサイズセンサーで高画質に!SONY α6300のメリット

α6300はAPSCサイズのセンサーを搭載しており、従来の1/1.7センサーと比較して約8.8倍のサイズです。これにより、暗所でのノイズ低減や背景の美しいぼけが可能になり、サッカーの試合シーンでもクリアな写真が撮れるようになりました。

少年サッカー撮影に最適なコスパレンズ:SONY SEL55210の選択理由

レンズには、コストパフォーマンスを重視してSONY SEL55210を選びました。このレンズは数万円と手ごろな価格帯で、キットレンズとしても利用されることが多い入門用レンズです。少年サッカーの動きの速いシーンにも対応できるように、このレンズでα6300の性能を試してみました。

予想外の解像感の違い:DSC-RX10M3との比較

実際に撮影してみると、SONY α6300とDSC-RX10M3の間に予想外の解像感の差が見られました。DSC-RX10M3よりもシャープさに欠けている印象で、店舗でのカメラチェックを行ったものの異常は見つかりませんでした。ミラーレスでもレンズ選びの重要性を痛感する結果となりました。

次なるカメラ選びへ:ミラーレス一眼からのステップアップ

この体験を通じて、写真撮影のクオリティを向上させるためには、カメラ本体だけでなく、レンズ選定も慎重に行う必要があると学びました。少年サッカーの試合撮影に最適な機材を求め、次のカメラ選びを進める決意を固めました。

高画質コンデジの選定:SONY DSC-RX100M7の導入と試行錯誤

少年サッカー撮影において、携帯性と高画質を兼ね備えたコンデジとして、評判の高かったSONY DSC-RX100M7を中古で購入しました。これにより、コンパクトさを活かしたインターバル撮影でのパフォーマンスに期待を寄せましたが、予想外の結果に直面することになりました。

SONY DSC-RX100M7でのインターバル撮影:暗所でのピンボケ問題

SONY DSC-RX100M7を三脚プレートにセットし、インターバル撮影を行いましたが、特に暗くなり始めた時間帯では、多くの写真がピンボケとなり、満足のいく結果が得られませんでした。撮影条件や設定次第で改善の余地があったかもしれませんが、暗所での撮影性能に限界を感じたため、ほどなく手放すことにしました。

レンズスペックの重要性:望遠側での明るさと画質の差

SONY DSC-RX100M7のレンズは、24-200mmで望遠側がF4.5と少し暗めの設計ですが、以前使っていたCASIO EX-100は28-300mm F2.8通しで、より明るい性能を持っていました。この違いにより、特に望遠でのピンボケ耐性がEX-100に軍配が上がったと考えられます。レンズスペックの差が、動きの多い少年サッカーの撮影で顕著に表れた結果となりました。

少年サッカー撮影には明るい望遠が重要

今回の試行錯誤から、少年サッカーの撮影には、暗所でも対応できる明るい望遠レンズが重要であることを改めて実感しました。写真撮影機材の選定においては、撮影環境に応じたレンズの選択が非常に大切です。これを機に、自分の撮影スタイルに合った機材を改めて検討することにしました。

高解像度カメラ機材選び:SONY α6400で高画質を目指す

少年サッカー撮影において高画質な写真を追求するため、カメラ機材のアップグレードを再度検討しました。DSC-RX10M3の後継機である「SONY DSC-RX10M4」の導入も一瞬考えましたが、同じコンパクトなシステムを増やすより、異なるシステムでさらなる可能性を試す方が良いと判断しました。このため、ミラーレス一眼「SONY α6400」への再挑戦を決意しました。

ミラーレス再挑戦:SONY α6400の性能への期待

選んだのは、新しい機能や性能の向上が期待される「SONY α6400」。以前のα6300を手放していたため、改めて新品でα6400を導入しました。少年サッカーのように動きが激しく遠距離からの撮影を必要とする場合、このカメラがその場の感動をどれだけ鮮明に再現してくれるか、大きな期待を寄せていました。

解像感の壁:SEL55210の限界と課題

ところが、α6400で撮影してみると、モヤっとした画質で思ったほどのシャープさが得られません。調べた結果、原因はレンズ「SONY SEL55210」にありました。このレンズは軽量で扱いやすく、標準から望遠までカバーできる入門レンズとしては優れた選択肢ですが、α6400の解像度を最大限に引き出すには限界がありました。少年サッカー撮影では望遠性能が非常に重要なため、この課題は見過ごせないものでした。

フルサイズ対応の「SONY SEL70300G」レンズで画質が劇的に向上

そこで、さらなる画質向上を求め、「SONY SEL70300G」というフルサイズ対応レンズを導入することにしました。このレンズの選択はまさに正解で、DSC-RX10M3と比べても遜色ないほどのシャープさと解像度が得られました。驚いたのは、DSC-RX10M3本体がレンズ単体の価格とほぼ同じにもかかわらず(どちらも中古ですが)、同等の性能を発揮していたことです。SEL70300Gには十分満足しましたが、DSC-RX10M3の完成度の高さを改めて感じました。

SONY α6400とSEL70300Gの組み合わせが撮影を格上げ

このようにして、SONY α6400とSEL70300Gのコンビで、少年サッカーのような動きの速い被写体を、細部まで鮮明に撮影するための最適な機材が整いました。SONY DSC-RX10M3の高解像度にも驚きましたが、同等の画質を得られるミラーレス一眼システムが完成したことで、撮影の幅がさらに広がりました。写真撮影を追求する方には、ボディだけでなく、レンズ選びも撮影体験を大きく変えるポイントとなるでしょう。

定期的な写真撮影でα6400を活用する方法:リモコンでピントを安定させる工夫

SONY α6400にはインターバル撮影機能が備わっており、定期的な写真撮影に活用できますが、注意が必要です。インターバル撮影機能はタイムラプス動画作成用に設計されており、一度撮影を開始するとフォーカス位置が固定されてしまいます。少年サッカーの撮影では、被写体が頻繁に位置を変えるため、インターバル撮影機能のみではピントのズレが生じやすく、全ての写真が鮮明には撮れません。

定期撮影に外付けリモコンを使用するメリット

定期的な高精度の写真撮影を行うため、外付けのリモコン「ロワジャパン RM-VPR1」を導入しました。リモコンを使用することで、撮影間隔と枚数を自由に設定でき、撮影ごとに自動でオートフォーカス(AF)が作動します。このため、被写体の位置が変わってもピントが合わせ直され、クリアな写真が安定して撮影できるようになりました。

少年サッカーの動きに対応できる撮影システムの構築

このリモコンとα6400の組み合わせにより、ピントがずれにくく、少年サッカーのように動きの激しい被写体でも対応可能な撮影システムが完成しました。外付けリモコンは、定期的に撮影したい場面で役立ち、特にスポーツやイベント撮影での活用がおすすめです。

まとめ:少年サッカー撮影を通して得た経験と機材の工夫

これまで息子のサッカー試合を、卒団まで撮影し続けてきました。この2年以上の間、使用した撮影機材はほぼ一貫しており、必要に応じて微調整や小さなアップグレードを行いながら最適化してきました。撮影機材やセットアップの詳細は別途ご紹介しますが、安定した環境で記録を残すことができたと感じています。

長期撮影の成果と機材に対する満足感

息子の試合を記録に残すというプロジェクトを通して、カメラやレンズの選定、そして周辺機材の組み合わせが、撮影体験に大きく影響することを学びました。使用してきた機材の性能には満足しており、質の高い映像や写真を残すことができたと感じています。今後も同じ機材で撮影を続けるかどうかは未定ですが、一つの完成形として大切な記録が残せました。

準備と片付けの負担と今後の考え

一方で、撮影には毎回の準備や片付けも必要で、特に複数の機材を使うと手間がかかります。少年サッカーの撮影は楽しい思い出であり、多くの学びがありましたが、今後も同じスケールで撮影を続けるかは少し考えるところです。

3記事と長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。みなさまの参考になれば嬉しいです!

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