AED・救急講習会レポート|講習会の”映像”制作ならではの工夫と記録

撮影ノウハウ

今回はいつもと異なり、講習会の映像の撮影ログです。

少年サッカーの活動では、試合や練習だけでなく、
「子どもたちを守るための大人の学び」も大切な場面です。

今回は、私が撮影を担当しているチームで初めて開催された
AED・救急講習会の様子を“撮影者目線”で記録しました。

講習会の撮影は試合とは全く違い、

  • 体育館の光のムラ
  • 動きの少ない場面で“構図と手元”をどう見せるか
  • 参加者が密集する中でどこに立つか

など、撮影の判断が意外と重要になります。

そのあたりの “撮影判断のログ” としてまとめました。

■ AED&心臓マッサージ救急講習会の概要

少年サッカーに関わる大人が「救急」の基本を学ぶことは、
子どもたちの安全を守るために欠かせません。

実は、試合中に熱中症で倒れたり、
激しい接触で救急搬送された少年選手もおり、
「もしも」に備える意識がますます大切になっています。

今回の救急講習会は、
少年サッカーのクラブの新たな取り組みとして初めて開催されました。
これは、コーチや親御さんの協力により実現しました。

● 今回の救急講習会の開催概要と参加者

開催場所は日頃子どもたちがサッカーの練習を行っている
小学校の体育館を活用しました。
そして、講師にはクラブの選手の保護者である消防隊員の方です。
実は、その方がボランティアで協力してくださり、今回の開催が実現しました。

開催場所:小学校の体育館(サッカー練習で借りていた施設を活用)
講師:クラブの選手の保護者である消防隊員の方(ボランティア)
参加者:全学年の親御さん、クラブ関係者(20人ほど)

会場と参加者

■ 救命講習会の流れ

講習会は、講師の方の救命の実態のお話し、今回の救命手順と実演のあと、受講者がグループごとに体験しあう形で進められました。

  1. 講師のお話しと説明
    • 救命現場の現状について。
    • 救命手順の説明。倒れた人を見つけたときの行動の流れ説明と人の呼び方。また、心臓マッサージの重要性について。
  2. 受講者の体験:心臓マッサージまで
    • 実際にマネキンを使いながら、心臓マッサージを実施。
  3. 講師からAEDの説明
    • AEDの使用方法と注意点についての解説。
  4. 受講者の体験:AEDまで
    • AEDのパッドの貼り方や操作方法を体験。
AEDとマネキン

講師のお話しの中で、東京都では年間90万回以上の
救急車の出動があるとのことでした。

さらに、その数は年々増加傾向とのことです。
なお、現場への到着時間が約10分と長くなっていることもあり、
その間の対応が命を救う鍵となります。

そのため、この講習会はそうした状況を踏まえ、
万が一の際に迅速な対応ができるようになることを目的としています。


■ 救急講習会の概要と会場の光の特徴

会場は小学校の体育館。
以前フットサル撮影で暗さに苦労した経験がありますが、
今回は照明が比較的明るく、窓からの自然光も入り 混色光(人工光+自然光)が強い環境 でした。

講習会場の体育館

● 体育館撮影で気をつけた点

  • LED照明と自然光で色温度が変わりやすい
  • 白い床+壁の反射で顔が飛びやすい
  • 明るく見えても“暗部のノイズ”が出やすい

そのため、最初にホワイトバランスを
「太陽光 → オート → カスタム」
と切り替えながら確認しました。


■ 使用機材とその理由

今回の撮影は SEL2470GM2(24-70mm) で完結。

▼ このレンズを選んだ理由

  1. 距離が一定しない講習会ではズームの柔軟さが最適
  2. 参加者の表情から手元の細かい動きまで1本で対応
  3. F2.8で体育館でも十分明るく撮れる

シグマ16mm F1.4も持参しましたが、
広角固定では“手元の操作が伝わらない”と判断し不使用。

使用機材

  • カメラ:SONY α7 IV
  • レンズ:SEL2470GM2(24-70mm F2.8 GM II)
  • 持参レンズ:シグマ 16mm(35mm換算で約24mm) F1.4 ※今回は使用せず

機材の紹介記事も書いてますので、よろしければご覧ください!
特にSONY SEL2470GM2(24-70mm F2.8 GM II)についてはこちら

機材紹介
「機材紹介」の記事一覧です。

■ 撮影ログ|講習会の流れに合わせて撮った映像カット

サッカーの試合とは異なり、講習会ではダイナミックな動きが少ないです。
そのため、
・参加者の表情や動作のポイントを意識しながら撮影
・講師の方の話や受講者の方たちの取組の様子など伝えたいポイントを強調
・講習会の雰囲気や実践の様子がしっかり伝わるよう構図やアングルに工夫を凝らす
といったことを意識しました。

1. 講師の説明シーン

ここでは 「話している様子」と「聞いている側の姿」 を両方押さえることが重要。

  • 講師がわかりやすく説明する様子や強調したい話の部分を動画で撮影(70mm付近)。
  • 参加者が真剣に聞いている様子をやや広角で撮影(35mm付近)。
  • 堅苦しくならないよう、リラックスした雰囲気が伝わるカットを意識。

説明シーンは“話者だけを撮らない”のがポイント。
聞き手の姿があると「学びの場」が強く伝わります。

2. 実践シーン(心臓マッサージ)

最も撮影の工夫が必要なパート。

  • 親御さんが実際にマネキンを使って心臓マッサージを行う場面では、
    • 手の動きがしっかり伝わる角度で撮影。45度の斜め位置に立つと“深さのイメージ”が伝わる
    • 実際のマッサージの速度や強さが伝わるように動画で“テンポ・リズム”を記録。
    • 力強さや真剣な表情を強調。表情(緊張感)は望遠寄りで切り取る

心臓マッサージは “動き自体が情報” なので、
動画を中心に撮りました。

3. AEDの使用シーン

AEDは実際の操作の流れが重要。
そのため、
「手順が見えるカット」→「講師の説明」→「受講者の実践」
の3構成で撮影。

  • パッドの貼り位置が写るようにやや上から撮る
  • 操作パネルが光って飛ばないよう露出を微調整
  • 動作を妨げない距離感を保ちながら撮影

講習会の“教科書的シーン”を押さえるイメージです。

4. 子どもたちの参加

最後は会場の雰囲気を和らげるシーン。

  • 親子でマネキンに向き合う
  • 子どもの表情から好奇心が伝わる
  • 広角で場の空気を入れる

講習会レポートの“温度”を作る重要なカットでした。


■ 講習会の映像撮影を通して得た学び

講習会の撮影は試合撮影よりも難しい部分がありますが、
そのぶん技術として学びが多い。

▼ 今回の学び

  • 体育館撮影は 人工光+自然光の混色対策 が重要
  • 手元を撮るときは 45度の斜め位置 がもっとも伝わる
  • ズーム1本(24-70mm)が最も効率的
  • 説明・実践・雰囲気、3要素を撮ると動画編集が楽
  • イベント撮影は“情報が伝わるカット”を優先すると品質が上がる
講習会の集合写真

講習会の映像制作コンセプト


今回の映像は、
“救急訓練の固いイメージ”を避けつつ、
「自分も受けてみたい」と思える雰囲気を目指します。

  • 流れが分かる
  • 手順が理解できる
  • 参加の雰囲気が伝わる

という 見やすい教育映像 を目指します。

講習会の映像制作のまとめと今後の展望:少年サッカー

今回の撮影を通して、イベント撮影の面白さを改めて実感しました。
よって今後はサッカーだけでなく、
さまざまなイベントにも挑戦していきたいと感じています。

また、何よりも大切なのは
「救急対応のスキルを持っていることが、
いざという時に大切な人を守ることにつながる」
ということ。
そのため、映像を通してその重要性を伝えられればと思います。

今後、編集を進めながら「伝わる映像」に仕上げていきます!

なお、東京消防庁が案内している応急手当の講習は以下で紹介されています。
参考にしていただければと思います。

東京消防庁
東京都23区及び多摩地区(稲城市を除く)を管轄する消防機関、東京消防庁ホームページです。

編集後記:救命講習会を受講して感じたこと(個人的な感想)

私は会社の研修で過去に2回受講した経験があります。
しかし、久しぶりだったため忘れていることも多く、
改めて学ぶ機会となりました。
また内容もアップデートされており、
新しい知識を得ることができました。

また、実際にやってみると、
心臓マッサージの力加減やテンポが意外と難しいことを実感しました。
それは、参加者の皆さんも同じように感じていたようです。
「実際にやってみると大変」
「継続するのが想像以上にきつい」
といった声が聞かれました。

また講師の方は
「まずは心臓マッサージが最優先」
という点を強調されていて、
これだけでも覚えていってほしいと伝えておられました。

そのため、時間がたって忘れてしまわないように
普段から意識して復習したり、
定期的に講習を受けてみるのも良いと思いました。

★西多摩エリアで少年サッカーの撮影や編集を行っています。
チーム紹介動画や卒団ムービーなど、映像制作のご相談も承ります。
撮影時は子どもたちの自然な表情や躍動感を大切にしています。
ご興味があれば、こちらのサイトをご覧ください!★

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