先週末に行われたクラブの親子サッカーイベント。
今回はイベント数日前に届いた新カメラ SONY α7V を
ほぼ初投入の状態で使うことになりました。
私はこれまで SONY α7IV を使っていました。
しかし本記事は、いわゆる本格的なスペック比較レビューではありません。
あくまで、
- 実際のイベント撮影でどうだったか
- α7IVから持ち替えて、現場で何が変わったか
- 親子サッカーというイベント環境で試せたポイント
を中心にまとめた速攻レビューです。
細かい画質比較や検証は、別記事で改めて行う予定です。
今回は少年サッカーイベント現場での活用レビューとして記載します。
なお、α7IVについてはこちらの記事で紹介しています。
視点:親子サッカーはカメラの実力が分かりやすい
親子サッカーは、見た目以上に撮影が難しいイベントです。
- 子どもと大人が同時に動く
- 身長差・スピード差が大きい
- ボール、人、人が頻繁に重なる
- 日向と日陰がすぐ切り替わる
AF、AWB、操作性など、
カメラの「考えなくていい度合い」がそのまま結果に出ます。
今回は、以降に挙げるポイントを意識してα7Vを使いました。
α7V 検証① リアルタイム認識AF(◎)
まず一番気になっていたのが、リアルタイム認識AFです。
親子サッカーでは、
- 親の前を子どもが横切る
- 子どもの後ろに別の親が入る
- 混戦で被写体が一気に増える
といった場面が頻繁に起こります。
実際に使ってみて
α7Vでは、被写体の種類ごとに優先して合わせることができます。
おもに人物に合わせるため「人物」を選択。
これにより少なくとも人物にフォーカスが合うようになったと感じました。
α7IVでは、
- AFエリアをスポット中央にする
- フォーカスをあわせてから画角を調整する
といった操作をしていましたが、
α7Vでは「任せたまま撮れる」場面が増えました。
イベント撮影では、この差は地味ですが大きいです。


しかし一方で、
- 背中を向いた選手に合ってしまう
- 遠くの選手に合ってしまう
といった自分の期待とは異なるフォーカスポイントとなってしまうことも。



試合中に無作為に撮り続ける場合はおまかせでいいですが、
ここぞというときは自分でしっかり合わせたほうが良さそうです。
とはいえ素早いシーンでは腕が要求されるので、通常はカメラにまかせた方が良いでしょう。
α7V 検証② 4K120fps スローモーション動画(◎)
4K120fpsは、今回は「使いどころを限定」して試しました。
使ったのは主に、
- ゴール付近にボールが来た時 →ドラマチックなシーンが起きやすい
- 試合開始・終了の整列 →安定して収めおける。場面の節目で使いやすい
- ハイタッチや声をかける場面 →感情が現れやすいシーン。うまく捉えられればGOOD
プレー中の激しい動きではなく、
感情が動いた瞬間だけをスローで残す使い方です。
常に120fpsとすると
- 容量が大きくなりがち
- α7Vは画角がクロップされる
なお、120fpsでもAFが不安定になることはなく、
設定切り替えも思ったよりスムーズでした。
多用はしませんでしたが、
「ここぞ」という場面で使えるのは大きな武器です。
こちらはコーナーキックのシーン。
セットプレーは狙い目です。
α7V 検証③ 4軸マルチアングルモニター(◎)
これは使ってみて、かなり実感がありました。
親子サッカーでは、
- 子どもの目線に合わせて低く構えたい
- でも長時間しゃがむのはつらい
- いかにも撮影しているという感じを悟られたくない
という場面が多くあります。
α7Vの4軸マルチアングルモニターのおかげで、
- ローアングルがさっと使える
- 無理な姿勢を取らなくて済む
- 写真・動画どちらも確認しやすい
と、ワークフローが確実に楽になりました。
α7IVでもローアングルは可能でしたが、
- ひと手間多くかかる →現場では意外と重要
- モニター画面がレンズの軸とずれる
- 微妙に構えにくい
- なにかにぶつかったときに壊れそうで構造的に不安
という点がやや不満でした。
α7Vの方が「自然な姿勢で撮れる」印象です。



α7V 検証④ AIディープラーニングAWB(△)
AWBは今回はAWB任せで撮影しました。
この日はコンディションはは、
- 天気は曇天
- 会場の校庭は白っぽい砂地
という条件でした。
極端に破綻するカットはないと最初は思っていましたが
全体的に淡い印象が抜けません。
そこでホワイトバランスを「曇天」に変えると自然な色合いに。
理由はわかりませんが、白っぽい砂地が影響しているのかもしれません。




α7IVではあまり感じたことがなかったので、私の感覚ではα7IVの方が自然でした。
もしかすると、私の感覚がズレているのかもですが・・・。
このあたりは別途検証してみたいと思います。
α7V 検証⑤ その他
- 4軸バリアングルモニターで本体は分厚くなりましたが、使ってみてサイズ感・重量感もα7IV と変わりませんでした。同様に使っていけそうです。

- シャッターボタンの位置とグリップが変わったようなのですが、自分は手が大きい方なせいか特に変化は感じませんでした。

- 縦置き時のメニュー表示:それほど縦撮りしませんが、これは使いやすいです。自分もこういったUI開発をしていたのですが、地味に大変だったのではないかと想像します・・・。



α7IVからα7Vに替えて感じた一番の違い
画質そのものよりも、
- AFに気を取られない
- 構図とタイミングに集中できる
- 操作・使い勝手がいい
という撮影中の余裕が一番の違いでした。
親子サッカーのように、とっさの撮影や判断が忙しい現場では、
この差はかなり効きます。
まとめ|α7V 速攻レビューとしての結論
α7Vを親子サッカーで使ってみて感じたのは、
- AI系の進化が「楽さ」に直結している
- 細かく詰めなくても結果が安定する
- イベント撮影との相性が良い
という点です。
本格的な画質レビューや詳細比較は別として、
実地・イベント撮影での使い勝手という意味では、
α7Vはかなり完成度の高いカメラだと感じました。
次回は、よりじっくりとα7IVとの比較や設定面も含めて
試してみたいと思います。



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