カメラやレンズをどのように保管していますか?撮影を趣味や仕事にしている方にとって、機材を適切に保管することは非常に重要です。特に、ミラーレス一眼カメラや交換レンズを揃え始めた頃は、どう管理するべきか悩むことも多いですよね。
私も最初の頃は、機材をただ棚に置いたり、箱にしまったりしていただけでした。しかし、湿気やホコリによるトラブルを経験してからは、保管方法に少しずつ気を使うようになりました。
この記事では、カメラやレンズの保管で注意すべきポイントや、私自身が実践している方法を紹介します。これから撮影ライフを楽しむ方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください!
カメラとレンズの保管方法:当初の保管スタイル
カメラやレンズの保管は、機材の寿命を延ばし、常に最高のパフォーマンスを維持するために欠かせません。私自身もカメラを始めた当初は、保管方法にあまり気を配っていませんでした。以下では、当時の保管方法とその課題について詳しくご紹介します。
コンパクトカメラ時代の保管方法:棚とクローゼットの活用
コンパクトデジカメやビデオカメラを主に使用していた頃、保管方法は非常にシンプルでした。特に意識せずに、カメラを棚やクローゼットにそのまましまい込んでいたため、湿気や埃が機材に影響を及ぼすリスクが高まりました。この方法では、長期的な保管には不向きであり、機材の劣化を招く可能性がありました。
大型デジカメの保管方法:デスクワゴンでの簡易管理
SONY DSC-RX10M3のような大型デジカメを購入してからも、保管への意識はあまり変わりませんでした。持ち運ぶ際はカバーを使用して傷を防ぐように気を配りましたが、収納はデスクワゴンに入れて「サッと取り出し、サッとしまう」スタイルを重視していました。この方法は手軽さを優先していたものの、湿気対策や埃の管理には不十分でした。
ミラーレス一眼カメラの保管方法:引き出しと専用ケースの試み
ミラーレス一眼カメラを購入した際、機材をより丁寧に管理しようと考え、ダイソーで購入したプラスチック製の箱にカメラやレンズを収納し、ベッド下の引き出しに入れる方法を試みました。この方法は多少手間がかかるものの、当時は「これでしっかり保管できている」と感じていました。しかし、実際には湿気や埃の問題が解決されず、機材に悪影響を及ぼすことが判明しました…。
カメラとレンズの保管でやってしまった失敗談
カメラやレンズを適切に保管しないと、後々予期しないトラブルに繋がることがあります。私も過去にレンズの保管方法が原因で大きな問題を経験しました。その内容を具体的に振り返り、教訓として保管時に気を付けるべきポイントをお伝えします。
レンズ売却時に発覚した問題:レンズ内の「クモリ」
以前、購入したSONY SEL55210レンズを売却しようとした際のことです。初めて査定をお願いした店舗から「平均的な価格では買い取りできない」と連絡がありました。理由を尋ねたところ、なんとレンズ内部に「クモリ」が発生しているとのこと。これがレンズにとってどれほど致命的な問題か、改めて痛感しました。
- レンズ内のクモリの影響
レンズにクモリが生じると、光の透過性が大きく損なわれ、写真の画質が著しく劣化します。加えて、クモリが進行するとカビが発生するリスクも高まり、修理費用も非常に高額になる可能性があります。 - 原因は保管方法か?
私の推測では、レンズをベッド下の引き出しに保管していたことが原因と思われます。ベッド下は通気性が悪く、湿気がこもりやすい環境でした。湿気の対策を怠った結果、レンズ内部に影響を与えてしまったのだと考えています。
中古レンズ購入のリスクも?
なお、このレンズは中古で購入したものでした。もしかすると、購入時点ですでにクモリが発生していた可能性も否定できません。ただ、当時の私はそのような不具合を見分ける知識もなく、後で気付いた時には手遅れでした。
保管方法を見直して取り組んだ湿気対策
この経験を機に、保管時には湿気を徹底的に管理することを心がけるようになりました。現在は以下のような方法で保管環境を改善しています。
密閉ボックスと除湿剤の活用
- 密閉できるボックスを使用
現在は、防湿ボックスの代わりに密閉可能な収納ケースを使用しています。この中に除湿剤と湿度計をセットして、湿度を常に40~50%に保つよう管理しています。 - 湿度管理の重要性
湿度が高すぎるとクモリやカビのリスクが増加し、逆に低すぎるとゴム製部品が硬化してひび割れする原因になります。そのため、適切な湿度を維持することが機材保護の鍵となります。
収納場所の選び方
通気性の良い棚に設置
湿気がたまらないよう、収納ボックスは風通しの良い棚に置いています。簡易的な方法ですが、これだけでも湿気のリスクを大幅に減らせます。
高すぎるとレンズ内部にクモリやカビが発生します。低すぎると周辺のゴム材が固くなりひび割れするらしいです。箱は湿気がたまらなそうな風通しの良い棚に置いています。これだけでも良いらしいです。
次に検討している保管方法:防湿庫の導入
現時点では手作りの防湿ボックスで十分と感じていますが、今後レンズの本数が増えた場合には防湿庫の購入を検討しています。
防湿庫のメリットとデメリット
デメリット
大きさや機能によって価格は1万円以下から数万円まで幅広く、設置スペースや電気代も考慮が必要です。
メリット
防湿庫は湿度を自動で調整してくれるため、長期的に機材を最適な状態で保管できます。
価格は大きさによって変わり、1万円以下から数万円するものまであります。それなりに費用がかかることもさることながら、置き場所や電気代もかかるのでどうしようか悩み中です。
まとめ:湿気の時期に備えて保管環境を見直そう
梅雨に限らず湿気が多くなる時期は、カメラやレンズの保管環境に注意が必要です。最低限、除湿剤入りの密閉ボックスを使用するか、風通しの良い場所での保管を心がけましょう。機材を大切に保管することで、長く愛用できる状態を維持してください。
コメント