少年サッカー撮影記 2024/8/10-11

撮影記
Mt. Fuji

夏季休暇の始まりの日々、富士吉田で開催された富士山ジュニアカップサッカー大会(通称、富士山カップ)へ行ってきたのでその撮影記です。これまでは基本的に自転車30分で行ける距離圏内という自己ルールで撮影に出かけていましたが、夏季休暇ということもあり車でドライブがてら足を伸ばすことにしました。

そびえ立つ富士山の麓で開催される富士山カップの全貌とチームの様子をお届けします!

富士山ジュニアカップサッカー大会の概要

富士山カップは富士山の麓にある富士北麓公園にある運動場(一部、別会場)で3日間に渡って64チームが競い合います。初日は4チームのリーグ戦、残り2日間で各順位でのトーナメント戦を戦います。チームは山梨、東京、神奈川と幅広いエリアから参加しており、普段戦ったことのないチームとの対戦が多くなります。

地元からは車で約1時間半から2時間程度ですが、この時期はお盆休みの渋滞と重なることもあるので場合によってはもっと時間がかかります。チーム選手はコーチ、一部の親御さんとともに近くの宿に泊まって会場まで往復します。この合宿が富士山カップのもう一つの楽しみで、スイカ割りや花火などで遊んだり夜を過ごしたりします。良い思い出になりますね。

息子の時はコロナによって2年連続で開催されず、これを味わうことができませんでした。親という立場ではありますが、クラブの活動でこれだけが心残りでした。今回はるばる訪問したのは大会自体がどんなものか知りたくて、一度行ってみたかったというのもあります。

撮影コンセプトと撮影ポイント

訪問するのは2日目と3日目のみです。開始の様子から捉えたストーリーは作れないので、大会の様子と選手たちの頑張りを描きつつ、大会を終えた様子を最後にもってきて結びとした流れで映像を作ります。

大会の様子は、富士山と会場の風景で雰囲気を見せます。選手たちの様子は、壮大な富士山の麓で伸び伸びとサッカーで駆け回るところを捉えます。結びは通常であれば閉会式・表彰式とするのですが、上位成績のチームのみということでしたので、最後の集合写真とします。

撮影機材と活用対象

  1. カメラ:SONY α7IV、レンズ:SONY SEL2470GM2TAMRON 50-400mm
  2. カメラ:iPhone13、ジンバル:Insta360 Flow Pro

機材は前回と一緒です。一応、α6400も持っていったのですが結局使いませんでした。時間的に余裕があり、メイン機のα7IVのレンズ交換をしながらでも十分選手たちを捉えられたからです。

メイン機のα7IVで富士山や大きな会場の様子を捉えました。いつもとは違う会場の雰囲気に仕上げたく取り方も工夫したいところでしたが、どうでしょうか。まだまだ経験が足りないですね・・・。

ジンバルも使って広い会場を動画で表現してみました。広いだけに尺が長くなってしまうところは倍速にしたり、ロングショットをこまめにカットをつなぐことで対処します。

あとで思ったのですが、ここはドローンで空撮すると最高だったかもしれません。まあ日本だとほぼほぼ制限されていますし、仮に規制がなかったとしても大会の関係者としては許可を出しにくいと思いますが・・・。実際、使えるシーンはないと思っているのでドローンは所持していません。

また今回はカメラにケージを取り付け、そこにモニターも設置して撮影に望みました。大きなモニター画面によってビューファインダーを覗かなくても快適に撮影できるのではと考えました。しかしUSBケーブルを持ってこなかったためWi-Fiで接続したのですが、遅延が1秒程度でました。リアルタイム性を求められる撮影現場ではちょっと使うのは厳しかったので、途中で通常通りビューファインダーでの撮影に切り替えました。

富士山カップ2日目

1日目の4チームで争う予選リーグでは2位となったため、最も大きな競技場の隣りにある球技場での順位戦を戦うことになりました。観客席やトラックなどを含めると競技場の方が広いですが、サッカーフィールド自体はどちらも芝で十分な広さを備えています。逆に周辺の地殻で日陰を確保しやすい分、球技場の方が観戦には向いているかもです。

とは言うものの撮影するにはちょっと遠いので、三脚に日傘を取り付けた形態で撮影に望むことにしました。突然の雨にも対応できる鉄板装備です。ただ風には弱いので強風の時は使えないのですが、この日はそれほど風に煽られずにすみました。

試合の行方は1戦目敗戦、2戦目がPK戦の末に勝利ということで、最終日も2戦できることに(2敗だと1戦しかできませんでした)。選手たちのがんばりに感謝です!このあと選手たちやスタッフ、親御さんは宿でスイカ割りや花火を楽しんだようです。合宿の醍醐味ですね!

最終日、選手たちは疲れもなく試合に望むことができました。結果は昨日と同じで1敗1勝で大会を終えました。最後に広大な富士山の風景をバックに撮影。一生の思い出になりますね。

富士山カップを終えて。まとめ

そんなわけで富士山カップは最終日まで好天に恵まれ滞りなく開催されました。私の帯同は2日目からでしたが、最終日をご一緒できたので映像としてはうまくまとめられました。

もっと詳しく広報するなら初日から帯同して合宿のイベントにも随行すると余すことなく映像化できると思います。合宿での仲間同士の交流をメインとするならそれが良いかもしれません。しかし富士山カップの醍醐味は、広大な富士山の麓で伸び伸びと各地から集まった多くのチームと対戦することかと私は捉えました。そういう意味で、試合の様子をメインとするこの形で良かったと思います。

映像をつくる人間としては、イベントのコンセプトや特徴を自分なりに捉えて計画を構築し撮影に望むことが大事かと改めて実感しました。選手たちとともに「次も頑張ろう!」ですね。

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