撮影に使うカメラやビデオを導入する時に最近はネットで調べて良さそうならそのまま購入、またはお店に行ってちょっと触って購入というパターンが多いのではないでしょうか。しかしカメラやビデオはモノによっては高額なので、新品で購入するには躊躇する方もいるでしょう。
最近はメルカリやハードオフなど中古のカメラ・ビデオを売り買いする場が増えたのでそれを利用される方も多いかと思います。
私もいろいろなものをいくつかの方法・場所で売り買いしてきたので、私が考えるおすすめの方法を紹介します。
ネット取引
中古品をやりとりする場所は１０年前からすると多様化しました。大きいのはメルカリのような利便性を高めたネット取引の出現だと思います。ということで、まずはネット取引について。
ネット取引の特徴としては、品数の多さと手軽さです。一方で、品質には波があり、取引上のトラブルにも気をつける必要があります。とはいえ私自身ほとんど遭遇したことはありませんので、気をつけていれば大丈夫だと思います。
- メルカリ・・・品数やユーザー数がもっとも多いです。よって、大抵のものは出品されていますし、売るときにもユーザー数が多いので見てもらえやすい（売れやすい）です。販売時の手数料は１０％で高めです。販売後はメルカリ上の通貨になり、現金化には振込手数料として200円かかります。
- ラクマ・・・楽天が運営しているネット取引です。メルカリほどではありませんが、楽天経済圏ユーザーが多いので結構な品数と利用ユーザーです。メルカリと併用しているケースもあります。販売時の手数料はこちらも10％です。売上は楽天ポイントにできるので、比較的お店でも使いやすいかもしれません。振込手数料は210円ですが、楽天銀行なら無料です。
- Yahoo!フリマ・・・Yahoo! Japan（ソフトバンク）が運営しているネット取引です。品数は少ないですが、それを補うかのようにYahoo!オークションと連携しており、商品検索ではそちらからの取引も可能となっています。販売手数料は3%で、振込手数料は100円でPayPay銀行であれば無料と前述の2社と比べると格安です。またPayPayへのチャージは無料です。高額品を売る場合には結構な差がつきます。
- Yahoo!オークション・・・国内でのオークションサイトと言えば、ほぼここ一択です。オークションの名の通り、一番高く音を付けた人が落札できる仕組みです。メルカリが出現する前はここがメジャーでした。ただ当時は取引の手間が多く、メルカリに出し抜かれた感じです。販売手数料は10％です。なお月額400円でプレミアム会員になれ、自動車など高額な商品も出品できるようになります。振込手数料は100円でジャパンネット銀行だと無料です。またPayPayへのチャージも無料です。希少品で価格を高くして販売したい場合には向いているかもしれません。
街角の中古品取扱店
次は街角でもよく見かけるリアル店舗の中古品取扱店について。ある程度栄えた街であればたいてい数店舗は見かけるのではないでしょうか。特徴はなんといっても手軽さと速さです。売る場合には、持っていって鑑定してもらい、すぐにお金がもらえるのが最大のメリットです。買う場合は品揃えの少なさが問題でうまく欲しいものが見つかることはあまりないかもです。しかし手にとって見ることができるのは安心感がありますね。デメリットとしては、ネット取引よりも売る時に自分で値付けができず安くなる傾向があります。
- ハードオフ・ホビーオフ・・・全国展開しているブックオフの姉妹店でおもに家具・家電・衣料品などを扱っており、撮影機材もそれなりに揃っています。欲しいカメラやレンズが見つかることは稀ですが、周辺機材や備品についてはこだわりがなければ掘り出し物が見つかるかもしれません。また全国展開の強みで他店から取り寄せができるのも大きいです。
- セカンドストリート・・・こちらも広くチェーン展開している中古品取扱店です。ハードオフとほぼ同様の商品を扱っています（店舗によっては衣料品がメイン）。店舗にもよりますが、比較的キレイな店内であまり中古という古臭さを感じさせないので入りやすいかもです。売る時の価格はややハードオフより高めな気もします。店舗数はハードオフほどではないですが、ネット店もあり取り寄せもできるのでそこまで差はないかもです。
カメラ専門店
今はカメラ専門店でも中古品を扱っているところが増えました。リアル店舗でもネット専門店のいずれもあります。専門店の良さはなんといってもカメラの取り扱いになれていて、中古品のランク付けやネット上で見られる画像が豊富なので、買う時の安心感があります。また専門店だけあって品揃えも豊富で大抵のものは見つかります。中古であっても買った後の保証がつくのも大きいです。ただし値段的には他のユーザー間のネット取引などより高めかもしれません。
- マップカメラ・・・ネットをメインに展開していますが、新宿に店舗も構えている老舗のカメラ専門店です。数多くの品を揃え、ネット上であっても商品を画像で細かくチェックできます。また中古品でも保証がつき、延長もできるので安心感があります。私も何度か利用していますが、梱包も丁寧で並品であっても十分綺麗な外観で品質は問題ありません。買取価格は普通だと思います。
- カメラのキタムラ・・・こちらは全国に店舗を構えるカメラ・写真専門店です。カメラの売買だけではなく、スタジオで写真を撮ったり、画像を持ち込んでプリントしたりもできます。ネットの取引も充実しており、気に入った商品を近くの店舗に取り寄せると送料がかかりません。購入前にチェックだけすることも可能なのでしっかり確かめたい人にはメリットです（購入しない場合に限り、取り寄せ送料がかかります）。品質は保証もあり問題ないですが、マップカメラよりも並品の外観は低い気がします。こちらも買取価格は普通です。
注意点
中古市場も活況となっており、昔のような古びれたイメージはほとんどなくなりました。一方で、価格は必ずしも格安というわけではなく、新品とそれほど変わりない（セールによっては新品の方が安かったり）といったこともたまにあります。
また新品と異なり、一つとして同じ品質はありませんので、「並品」「目立った傷・汚れ無し」とあっても多様です（専門店ではその会社の中で基準を設けているとは思います）。外観が気になる人は実物を見られるところが良いでしょう。
動作については、私の場合は問題に遭遇したことは記憶にないですが、高級品であるほど保証がつくところが無難だと思います。私はレンズに関しては気になるので、専門店か新品で購入しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一口に中古品の売り買いと言っても、多くの場所がありますので一度調べて自分にあったところで訪れてみるのが良いでしょう。また最初は専門店などで無難に売買する方が安心かもしれません。
カメラ・レンズは長く使えるものですので気に入った機材には愛着も湧いてきます。しかし撮影スタイルの変化で自分のニーズに合わなくなってくることもありますので、そういったときは売却して新しくすることも良いかもです。逆に、大切に扱われる傾向の機材ですので、中古であっても十分使えることが多いです。そうやってカメラファンの間でうまく回っていくことは、なんとなく嬉しく思います。
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